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司法書士からのメッセージ

司法書士高野和明
High Field司法書士法人の求人・採用情報をご覧いただきありがとうございます。
私は代表社員の司法書士高野和明と申します。
High Field司法書士法人では、
  • 司法書士資格者
  • 司法書士を目指している方
  • 司法書士の仕事に興味がある方
を募集しています。
やる気のある方、是非ともご応募ください!

(なお、当事務所は司法書士業務はもちろんのこと、高齢者支援事業、不動産事業等の関連事業にも積極的に取り組んでおり、そうした司法書士の事業以外でも様々な人材を募集しています。ご興味のある方はそちらもご覧ください。)

それぞれの募集の詳細は専用ページに譲るとして、ここでは私が考える司法書士の業界の今後、事務所の方向性、求める人材像などについて述べさせていただきたいと思います。 かなり長くなりますので、覚悟してご覧ください(笑)

司法書士業界の今後

このページをご覧の方は皆さんご存じかもしれませんが、司法書士の業界の今後を一言で表すなら、「厳しい」が最もふさわしいと思います。

市場の縮小

伝統的な司法書士のメインの仕事と言えば不動産登記。この不動産登記は、住宅新築、中古不動産流通、立担保による資金調達等の場面で発生してくるわけですが、ここ数年、件数は減少の一途を辿っています。震災特需のような一時的な増加要因はあるかもしれませんが、中長期的には件数の減少が続くと予想されています。
また、一時期は債務整理の業務が非常に多くなりましたが、過払金バブルの崩壊とともに激減しました。今では一部の大手事務所にしか債務整理の相談が舞い込むことはありません。

他の業種からの競合進出・・・からの単価下落

一昔前は、会社設立の手続は司法書士の専売特許でした。しかし、インターネットの発展とともに多くの税理士や行政書士が会社設立に参入し、今や会社設立専門WEBサイトのほとんどは税理士や行政書士が運営しています。この結果、市民には「会社設立は税理士・行政書士の仕事」というイメージが浸透しています。
かつては、会社設立手続の一件あたりの報酬は15万円が相場でしたが、現在では、1万円以下(場合によってはマイナス?)で会社設立手続を代行する税理士・行政書士も数多く存在します。結局、会社設立の手続は多数の競合の参入により、価格破壊が起こってしまいました。報酬単価が下がったため、司法書士はますます会社設立の手続に関わらなくなってきています。

一方で、相続の手続には税理士、行政書士、不動産会社、保険会社、ファイナンシャルプランナー等の多くの業界が注目しています。司法書士だけで競争するというよりは、異業種と競争していかなければならないわけです。仮にこうした異業種との競争に負けた場合、司法書士の立場はどうなるか。肝心の問題解決をすべて異業種が行った(自分たちのサービスを提供した)後、彼らから「私たちがだいたいの問題を解決しましたので、司法書士さんは登記手続だけやってくださいね」と仕事を回してもらうだけの存在になってしまいます。言わば、相続登記の下請化ですね。既にこうした事例は数多く発生しています。下請けになると価格決定権を持てない(多くの場合、元請けからは「なるべく安くやってね」と言われる)ので、結果として報酬単価が下落していきます。

ITの発展

かつて、登記申請書や定款は、「専門家でなければ雛形すら入手できない難解な文書」でした。しかし、今ではインターネットが発展し、ちょっと調べれば誰でも解説付きの雛形を入手できるようになっています。当然ながら、自分で作ってみようと考える人の割合も増えています。このことは、定型的な登記申請書や定款の作成・提出を代行するだけの「代行業」的な仕事の存在価値がどんどん薄れていくことを意味します。

司法書士業界の将来は暗いのか?

ここまでは後ろ向きな事情だけ挙げてきましたので、司法書士には将来がなさそうに思われたかもしれませんが、私はそう思ってはいません。市場が縮小している中で取扱件数を増加させ、異業種との競争にも打ち勝ち、代行業に留まらない付加価値を提供する・・・そういった司法書士事務所は現実に全国各地に存在しています。そういった事務所には今後も多くの仕事が舞い込むでしょう。今後は、これまで以上に「多くの依頼が舞い込む司法書士事務所」と「そうでもない司法書士事務所」の差が大きくなっていくと思います。ちょっと言葉は悪いかもしれませんが、「勝ち組の司法書士事務所にとって未来は明るい」のではないでしょうか。もちろん、依頼の多寡と事務所の良し悪しが直結するわけではないですが、せっかく司法書士になるからには、より多くの市民の問題を解決してあげたい!・・・ですよね。

High Field司法書士法人(とグループ会社)の方向性

私は、司法書士に限らず、士業はもっとサービス業化すべきだと考えています。もちろん、当法人もサービス業化していきたいと思っています。
ところで、「サービス業」というと「丁寧に接客する」「お客様が分かるまで詳しく説明する」等をイメージされる方が多いかもしれませんが、それだけではありません。私は、サービス業は次のようにあるべきだと思っていますので、High Field司法書士法人もこれを目指していきます。

顧客のニーズに合わせたサービスを開発・設計する

士業は「業法上、自分たちができること」(司法書士なら「司法書士法上、司法書士の業務として規定されていること」)を出発点にしてサービスを組み立てていることが多いと思います。これは業法が存在する以上は当然のことと言えます。ただ、士業が「士業として」提供できるサービスだけでは、顧客が抱える問題を解決できないことも多いです。
当グループは、士業の仕事にこだわらず、顧客のニーズに沿ったサービスを作っていきます。
たとえば、「相続した不動産を売って、お金を分配したい。」という相談者がいる場合。当グループなら、不動産の売却までお手伝いできます。
たとえば、「そろそろ老人ホームに入居したい。自分には身寄りがないのに、身元保証人を求められて困っている。」という高齢者がいる場合。司法書士だけでは解決できない問題ですが、当グループの場合は、グループ内の法人が提供するサービスにより解決できます。
顧客の問題や悩みを汲み取り、自分たちができる形でサービスを開発・設計することはサービス業の重要な仕事だと思います。

サービスを磨く

どんなサービス業であれ、同業者とのサービス競争にさらされています。本来、士業も同様のはずですが・・・幸いなことに、これまではサービスを磨かなくても何とかなっていました。法改正をフォローしない、料金を明らかにしない(そもそも料金表が存在しない)、受任の際に注意点を説明しない、そういったスタイルでも事務所は運営できていたのです。ただ、競争が激化する今後は、これまでと同様のサービス水準では通用しなくなっていくはずです。
法律的な判断の精度を上げることはもちろんのことですが、事業所としての処理速度・対応能力を上げる、しっかりとした説明文書を作成する、接客の質を上げる等々、一サービス業としてサービスの質の向上にも取り組んでいきたいと思っています。

積極的に販促を行う

販促に抵抗を覚える司法書士は多いですが、私は逆です。自分がいいサービスを提供できていると思うなら、積極的に販促を行い、他の事務所ではなく自分の事務所のサービスをご利用いただくことこそが社会貢献だと思います。そのため、当事務所では積極的なマーケティング・営業を展開していきます。
・・・自信を持って販促を行うためにも、サービスのレベルは磨かなければなりませんね。

体制の整備・採算管理

よく「事業の最終目的は、社会に貢献することだ。」と言われます。「社会貢献を続けるためには、事業を継続しなければならない。」とも言われます。
採算度外視の事務所運営では、顧客には感謝されるかもしれませんが、そのために事業そのものの継続が危うくなってしまえば、それ以上の社会貢献はできません。
当グループでは、しっかりと事業を継続していけるようにするため、総務や経理の体制をしっかり整えつつ、士業事務所では導入例が少ない採算管理も行っていきます。

定年まで働き続けることができる企業

司法書士の仕事は、人がサービスを提供することによって対価を得ます。人=資格者・スタッフがいなければ司法書士の事務所は成り立ちません。
私は、当グループで働く資格者・スタッフが安心して働けるような、安定した事務所・企業を目指していきたいと思っています。

プロが認めるプロ

他の業種でもそうであるように、士業の中にも「プロが認めるプロ」が存在します。やるからには、他の司法書士から「あそこの事務所はしっかりしているね、すごいよね。」と言ってもらえるような事務所を目指したいと思います。

共感していただける方をお待ちしています!

ここまで事務所の方向性・理想像を述べてきましたが、恥ずかしながら、私が未熟なせいで理想の半分も実現できておりません。ただ、幸いなことにスタッフには本当に恵まれているため、だんだんと理想に近づいていることを感じています。
事務所の方向性に共感していただける方は、是非ともご応募ください。一緒に頑張っていきましょう!

High Field司法書士法人で望める成長

どこの司法書士の事務所で勤務しても、司法書士の実務に詳しくなることはできます。
High Field司法書士法人で勤務した場合には、実務に詳しくなることはもちろんですが、さらに次のような成長も望めます。他の事務所では、なかなか経験できないことだと思います。

経営的な視点が身に付きます。

業務の姿勢・能力・人柄等が有望な方には経営会議にも参加していただきます。
意識を持って経営会議に参加することにより、財務、人事、営業等の経営的な視点が身に付きます。

「仕組みづくり」の習慣が身に付きます。

High Field司法書士法人は「仕組みづくり」を重視しています。
実際の案件をこなす際には、他のスタッフも同様の手順で効率的に処理できるように、マニュアル化をはじめとした仕組みづくりにも取り組みます。

周辺事業にも詳しくなります。

High Fieldグループは、士業だけでなく不動産事業や高齢者事業も展開しています。
司法書士と密接な関係のある事業に関わることにより、周辺の事業にも詳しくなります。

High Field司法書士法人が求める人材像

これまで、100名を超える応募者とお会いしてきました。
非常に多くの方が「士業は安泰だ」という意識を持っているようでした。
しかし、それは全くの誤解です。
「士業」はサービス業の一種であり、それ以上でも、それ以下でもありません。
業績が悪ければリストラもあり得ますし、最悪の場合には、倒産することもあります(もちろん、そうならないように頑張ります。)。
景気にも大きく左右されます。
さらに弁護士や公認会計士が増加しており、士業間の競争は厳しさを増す一方です。
当グループは、こうした競争を勝ち抜いていくため、以下のようなスタッフを求めています。
  • 向上心があり、自主的な勉強を怠らない方
  • いずれは経営にも携わりたい方
  • 積極的に営業したい方
  • 登記や訴訟に限らず、新しい仕事・レベルの高い仕事に挑戦したい方
  • 素直に吸収できる方
  • 明るい方
上記に該当する方は、是非とも当事務所にご応募ください。

当グループに不向きな方

残念ながら、資格者であっても当グループでの勤務に不向きな方がいらっしゃいますので、参考までに掲載します。
  • 向上心のない方・・・士業は日々勉強。向上心がなければ務まりません。
  • 仲間を思いやる気持ちのない方・・・周囲の協力なくして仕事はできません。
  • 責任感のない方・・・仕事を任せられません。
  • 全てを他人のせいにする方・・・成長できません。
  • すぐに言い訳をする方・・・成長できません。
  • 他人からの注意・アドバイスを素直に聞けない方・・・成長できません。
  • 心の底から楽をしたい方・・・士業には楽な仕事はありません。
  • 新しい仕事の導入や既存の仕事の変更に抵抗を覚える方・・・外部環境の変化に伴い、やるべき仕事は日々変わっていきます。
  • 自分で考えない(全て指示待ちの)方・・・正解が見えない問題に解決策を導き出すことこそ士業の仕事。自分で考える癖がなければ資格者は務まりません。

最後に・・・やる気のある方、お待ちしています!

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
お読みいただいて、「厳しい事務所なのかな?」と思われたかもしれません。
ただ、私の考えでは、皆さんが士業=法律のプロを目指す以上、プロ意識を持つのは当然のこと。プロ意識が乏しい方には、厳しいことを言う場合もあります。逆に言えば、プロ意識を持ってしっかりと仕事にあたっていただける方なら、特別厳しいと感じることはないと思います。
私は、事務所を成長させなければ、そこに働くスタッフの成長もないと思っています。
仲間とともに、事務所とともに成長していきたい、そのために一生懸命仕事に取り組みたい、そうした「やる気のある方」のご応募を心よりお待ちしています!

High Field司法書士法人の採用プロセス

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